| CHAPTER−4 洗浄 |
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部品にゴミが溜まっていると、後の作業が意味をなしません。
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さて、洗浄の作業ですが、カレンダー機構は「もう10年もほったらかしやねん」というような時計を除き、歯車の一枚まで分解する必要はないと考えています。→ |
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というわけで、洗浄液が行き渡るように、パーツが外れない程度にネジを緩め、隙間を作ります。 |
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切替機構なども、ほとんどが剥き出しの状態ですので、少しネジを緩める程度で、十分洗浄の効果はあります。 |
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さて、ここで洗浄液節約のために適度な大きさの瓶を用意します。 下は小さな部品を洗浄するためのバスケットです。 |
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少し工程は前後してしまうのですが、テンプの上側の受け石を外します。今回は、アンティークウォッチを洗浄することも前提に作業を進めるため、テンプ一式は手洗いするのですが、新しい時計の場合、テンプをテンプ受けごとセットしたまま洗浄液に放り込みます。 これは、天真を保護するために行います。 |
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テンプの石が外れました。 |
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次に香箱を開けておきます。 本来ならば、ゼンマイを取り出すのですが、ゼンマイを取り出すと、大きな洗浄槽が必要な上、ゼンマイ巻器という高価な工具が必要になるので、香箱を開けるだけで十分です。第一、セイコー5であれば、ゼンマイが切れても、たいていの場合、新しい部品が手に入ります。 |
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では、ベンジンを満たしたベンジンカップの中で、アンクルを五分刷毛で洗います。 やはり爪石のあたりを重点的に洗いましょう。 |
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テンプを洗います。ヒゲゼンマイに負担がかからないように、天真ホゾを中心に洗います。 |
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そして最後にシャバシャバとすすぎましょう。
ちなみに今回、洗浄にベンジンを使用しているのは、最も一般的で簡単に手に入るからです。お気に入りの洗浄液があれば、それを使ってください。 |
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いよいよ本丸のパーツを洗浄していきます。 超音波洗浄機に入れる前に、軽くハイボンタックで粗ゴミを取り除いておきましょう。 |
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洗浄バスケットに小さな部品や繊細な部品を入れます。 |
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瓶にパーツが浸かるだけのベンジンを入れます。 |
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超音波洗浄機に水を張り、パーツとベンジンを入れた瓶を入れます。 ちなみに、文字盤やケースを洗浄するために、洗浄槽を満たしている水には『S−46』を入れています。 |
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洗浄機を稼動させます。 だいたい、15分も稼動させれば十分です。 |
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超音波洗浄機での洗浄が完了したら、大きなパーツだけベンジンカップで軽くすすいでおきます。 |
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洗浄が完了した部品です。 ピカピカです。 ちなみに『S−46』で洗浄した文字盤は表面の文字が消えてしまいました。恐るべし『S−46』…。 |
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伏せ瓶を被せて、ホコリが着くのを防ぎましょう。完全に伏せ瓶を被せてしまうと、ベンジンが蒸発しないので、少し隙間を作っておきましょう。30分か1時間で乾きます。 |