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CHAPTER−5
カレンダー機構の組み上げ

いよいよオイルを使います。
ここでは、かなり私なりの解釈で省略しています。


オイルカップに注射器やスポイトで、使用する分だけのオイルを移し変えます。
瓶から直接オイラーにオイルを吸い上げさせるのは、瓶を倒す危険性もありますし、オイルが残り少なくなると、不可能になります。
100円ショップで売られている、化粧品用の注射器でもOKです。


裏輪列にはMOEBIUS D−5を多用します。


D−5を日の輪車を回している歯車に注油しています。
基本的に裏輪列はD−5を適当に注しておけば問題ありません。


時刻にあわせてカレンダーダイヤルを回す、日回し車にD−5を注します。

ちなみに、青いオイラーは全てD−5です。


切り換え機構にはたっぷりとD−5を塗布します。油筆を使っても良いかもしれません。


塗布したD−5をまんべんなく広げます。


オイリングが完了したら、洗浄の前に緩めておいたネジを締めていきます。ドライバーがオイルまみれになるので、ちゃんと拭きましょう。


同様に日回し車のネジも締めます。


カレンダーダイヤルのジャンパーバネです。


ジャンパーバネをセットしますが、ちょっと手元が狂うと「ピョーン」と飛んでいってしまうので、手や押さえ棒をうまく使いましょう。


次に裏輪列に仕込まれたルビーショック(呼び方はパラショックでもなんでもOKです)を装着します。


ルビーショックに、シチズンAO−2を塗布します。量はやや少なめにしましょう。


地板側にも少しだけオイリングをします。これは、オイルの表面張力で作業をしやすくするためです。


装着が完了しました。赤い棒で指しているところです。


青い棒で指しているジャンパーバネにはオイリングしない方が良いと思います。オイリングしてしまうと、カレンダーを回したときの「カチカチ」というクリック感がなくなってしまいます。


カレンダーダイヤルを乗せます。
このとき、ジャンパーバネが飛ぶことが、しょっちゅうあるので気をつけましょう。


ここでツツカナを入れておきます。本来はこの段階で2番車を入れても良いのですが、それは後でもできるので、とりあえず裏輪列を完成させてしまいます。


ツツカナにもD−5を注しましょう。


日の輪車を入れます。
ここで入れておかないと、カレンダー押さえが取り付けられません。


カレンダー押さえを取り付けます。


カレンダー押さえのネジは小さいので、ネジの頭をつぶしてしまわないように気をつけましょう。


ここで、手でカレンダーダイヤルを回して、クリック感が損なわれていないか。ちゃんと360度回転するかをチェックします。


曜日ダイヤルを取り付けます。
曜日ダイヤルの裏側にある星型の車と、赤い棒で指した部分がうまく噛み合って、クリック感が出るように頑張ります。


カレンダーダイヤルが入りました。


曜日ダイヤルを固定しているUリングを取り付けます。


ピンセットの側面を上手に使って奥までシッカリ押し込んでください。


ムーブメントホルダーから機械台へ移し変えます。


文字盤とダイヤルに隙間を作っているプラスチックのリングを入れます。


文字盤を乗せます。傷付きやすいものは、通常のピンセットで掴まないようにしましょう。


文字盤を乗せて…→


側面の文字盤を固定している小さなネジを締めます。

文字盤を固定するところで、この章は終わりにします。
次に行きましょう。最も重要な表輪列の組み上げです。